アイドルという仕事は、夢のように見えるけれど、実はとても現実的なお仕事です。
ステージで笑顔を届けるその一瞬のために、日々の練習や準備、体調管理、そして心の調整まで、たくさんの時間をかけています。
活動を始めた頃は、ただ「楽しいからやりたい!」という気持ちだけでした。
でもある日、ファンの方から「沼ぴぃを見て、勇気をもらいました」と言ってもらったんです。
その瞬間、胸の奥で何かが変わりました。
“アイドルって、誰かの一日を支える事ができる仕事なんだ”――そう感じました。

もちろん、笑顔の裏では悩むこともあります。
上手くいかない日もあるし、プレッシャーに押しつぶされそうになる夜もあります。
でも、そんなときほど、みんなのメッセージやコメントに助けられます。
「今日も見てたよ」「元気もらったよ」――その言葉が、何よりの支えです。
僕は、ファンの皆さんをいわゆる「お客さん」とは思っていません。ライブや配信を通して、一緒に時間を重ねていく“仲間”だと思っています。
一人では見られない景色も、みんなとなら見られる。そう信じて、これまで進んできました。
アイドルという仕事は、夢を叶えることよりも、夢を“見続ける力”を持つことだと思います。
結果が出るまで時間がかかっても、信じて進むことでしか見えない景色がある。
だから僕は今日も、ステージに立ち、歌います。

誰かの心に、小さな光を灯せるなら――
それが、僕にとっての“アイドルという仕事”です。